学生服の色

「学生服の色」

この世の中にはたくさんの色が溢れています。

私たちが産まれる前は白黒の世界だったものが科学が発達し色が手元に来ることでいろいろなものが輝き始めました。

でも、色が無い白黒の世界だったとしても

ふと自然を見れば色のあるものばかり。

その自然が生み出す色を神様からの贈り物だと思っていた時もあったようです。

そんな神様からの贈り物にはメッセージがあると言われています。

そのメッセージを読み解くのに役に立つ学問の一つが色彩心理学。

その色彩心理学の観点から考察してみようと思います。

学生の服

昔は学ランだったものがブレザーになったりと

今は形も種類も色も多様化されていますね。

でも、学生服の色といえばイメージに多いのは

黒と紺の名前が浮かぶのではないでしょうか。

もともと学生服というのは昔、他国の軍服の色が

黒や紺が多く、それを真似て作ったんだそうです。

初めに学ランを検討したのは東京帝国大学（今の東京大学）

なんだそうで、優秀なイメージを持たせる狙いもあったそう。

戦前は教育を受けれるようなエリート層が着用するイメージだったものが

戦後に教育制度が変わり、学校が制服を定めるようになったそうで

教育が自由で平等に受けれる権利となり身近になったんだそうです。

「ブラック」から連想される象徴

黒は全てを吸収する色です。学校は学ぶ場所、

その学びを吸収するというのは黒の意味に繋がります。

また、黒はスタイリッシュさや洗練されたイメージもあり

聡明なイメージを持ちます。

白黒はっきり答えを出す算数のイメージも連想しました。

学問を学ぶことで答えを出したりと今まで曖昧だったものを学び

未来を想像する夢と成長の色でもあり、

学ぶことで本来の内容を改めて知ることが出来、

いるものと要らないものを分ける分別の色でもあります。

そして、紺も同じくスタイリッシュさを持ちます。

ロイヤルブルーといわれるくらい高級感のある色でもあります。

清潔感があり知的で誠実な印象に繋がっていくのではないでしょうか？

また前回紹介した警察官にも使用されている色でもあります。

学生という身分だからこそ規律を守る（ルールを知る）という

そんな意味合いもあるのかもしれませんね。 

セーラー服

ちなみにセーラー服は当時世界のリーダー的存在だったイギリスの海軍でデザインされたことで各国に広がって行ったようです。

海軍にとってセーラー服は実用的なもので

万が一海に投げ出されたとき胸元が空いているデザインが

泳ぎやすかったとされています。

軍が来ているセーラー服に憧れを持つものも多く

またイギリスでは民間の間でもファッションとして取り入れられ

子供服の定番となったいったそうです。

日本では平安女学院が初めて採用したと言われています。

いままで日本にはなかった良き女性をイメージする曲線があり

女性の骨格や健康にあった服だったようです。